子供のプライバシー、侵害していませんか?

ついつい見てしまいたくなる子どもの私物

小学生までは、お友達の名前から家族関係、習い事まで事細かに把握できていたとしても、年齢を重ねていくごとに子供の交友関係は広がっていくものです。早くから共働きで、安心や連絡のために携帯電話を持たせている人もいるでしょう。そうなれば、子供の交友関係は近所だけにとどまらず、ネットの向こう側の世界にまで広がっていきます。そんな中でやり取りしたSNSの内容や、郵便物などは、親としては気になるものです。しかし、あくまでも子供本人に聞くまでに留めておきましょう。勝手に郵便物を開けたり、携帯電話のロックを解除して、無断で内容を見たりするのは、家族といえどもルール違反です。知ってしまった内容について詰問したりすれば、子どもはさらに巧妙に隠すようになり、本当に困ったときに相談してくれなくなります。

子供のプライバシーを守るために大切なことは?

子供のメールやSNSを見張るようにチェックしたり、友達からの手紙などを見てしまうのは、そこにしか、子供のことを知る手掛かりがないと思ってしまっているからではないでしょうか。子供との距離感を常に近くに保とうとすると、かえって子供の一部分しか見えなくなってしまったり、また無干渉で遠い距離になっても見えません。子供とのちょうどいい距離を保つのが、プライバシーのヒントです。子供の部屋は家の中といっても子供のプライベートな空間です。「ノックしてほしい」や、「鍵をつけてほしい」などの要望がでたときに、安易に許可したり否定したりせずに、話し合いを持つことが、子供のプライバシーを守る一歩になるのではないでしょうか。中学、高校と思春期を迎えれば、親にも見せたくない姿もあるということは、自分の過去を振り返れば理解できることです。

シュレッダーには、細かくできる用紙の最小サイズや、一度に投入可能な枚数、裁断のスピードなどさまざまな違いがあります。